2025年秋に開催される瀬戸内国祭芸術祭への参加が決まりました。詳細は未定ですが、塩の町として栄えた香川県字多津町でインスタレーション作品を制作、発表します。瀬戸内国祭芸術祭への参加は2016年以来、2度目です。前回は高見島の古民家で展示しました。
瀬戸内国祭芸術祭 2025 – 秋会期
2025年10月3日(金)〜 11月9日(日)
会場:宇多津エリア
字多津(うたづ)町は香川県のほぼ中央にあり、県内で最も小さな町ですが人口密度は県内ー。古代、神が宿る岬を仰する「御前(おみさき)、仰」があり、その祭司跡に現在の宇夫階(うぶしな)神社が建てられたと伝わっています。「鵜足津(うたづ)」と呼ばれていた小さな港は、平安時代に讃岐有数の船着場として発展。その後、海上交通の要所となり、室町時代には時の将軍足利義満の側近、細川頼之のもとで四国の玄関として栄えました。江戸時代、製塩業で日本有数の「塩のまち」となり海岸線は塩田で埋め尽くされましたが、1947年、製塩業は国の方針により廃止。1988年、入浜式塩田が復され伝統の塩作りを見ることができます。かつて塩田があったエリアは埋め立てが進み新市街となり、旧市街は古街(こまち)と呼ばれてかっての栄華をしのばせるまち並みが残っています。